基礎練習がない声優養成所だから、基礎から学べる声優養成所と掛け持ちしたい!
声優養成所に通いたいけど、養成所によってレッスンが違うから、違う養成所を掛け持ちしたらより勉強になるのでは?
そう思って、他の声優養成所を検討している人もいるのではないでしょうか?
そもそも声優養成所って掛け持ちしてもいいの?
私も実際に声優養成所を掛け持ちしていた時期があります。
そのときの実体験を交えて気づいたことと、意識することをご紹介します。
声優養成所の掛け持ちは、禁止じゃなければOK
掛け持ちを禁止しているところで無ければ、声優養成所を掛け持ちすることができます。
それぞれ違う声優養成所に通って、学べない部分を補い合いたい。より成長したい。そう思って掛け持ちしたいと思っている人もいますよね。
私もそうでした。
アニメ系、吹き替え系、ナレーター系と主に学ぶことも、それぞれの養成所のレッスン内容も異なります。
もし片方が合わなくても、もう片方のほうに途中から絞ってもいいのでは?とも考えますよね。
実際に掛け持ちをした感想からいうと、1つの声優養成所で集中して学んだほうがよかなと思います。
これから、実際に養成所やボイストレーニングをして感じたことを詳しく書いていきます。
中途半端になってしまう恐れがある
体力も、通う時間やそれぞれの養成所で支払う入学金をはじめとしたお金も、2倍必要になるのでかなりの労力です。
そして、すべてが中途半端になってしまいました。
気持ちの上でも、1つの声優養成所1本で頑張っているときには、ここで踏ん張らなくては、後がない!という想いが生まれます。
しかし、無意識でも、もう一つの養成所を頑張ればいいやと甘えではないですけど、どこかに甘さが出てしまった気もします。
二兎負うものは一兎も得ずとならないように強い意志をもって臨んでいきましょう。
いろいろなメソッドや教えがよい面でも悪い面でも混ざってしまう可能性がある
声優養成所によっては、教え方のメソッドが異なります。
多くの養成所に通うことで、いろいろな考え方やトレーニング方法や、アプローチ方法、表現方法を学ぶことができるメリットがあります。
このときに気を付けたいのが、様々なところに行くと、統一されていないメソッドをすべて取り入れていこうと頑張ると、
- どちらが正しいのだろうと逆に悩んでしまう
- すべてを頑張ろうとしてオーバーワークになってしまう恐れもある
という点には気を付けておきましょう。
声優養成所の掛け持ちをする上で失敗したこと&わかっていなかったこと【体験を振り返ってと反省点】
アニメの声優養成所と、ナレーター中心の声優養成所
ナレーター養成所とボイストレーニング
を、それぞれ掛け持ちして学んでいた時期があります。
アニメの声優養成所では、基礎練習がほとんどなく、アテレコや歌、殺陣などの幅広いレッスンはありませんでした。
ナレーター中心の声優養成所では、完全に基礎から学ぶことができました。
基礎を掛け持ちすることで補うことができてはいたかもしれませんが、2つ通うことに必死で、家で基礎練習をしたりという大切なことはしていませんでした。
ナレーターの養成所では、基礎科を上がれば基礎練習を学ぶ場はなく、声が出ていないというところをよく指摘されていたので、ボイストレーニングに通い、声は出るようになりましたがボーカルトレーニングだったので、演技の方に完全に活かせていたかと思うと「?」でした。
日常からの意識や学ぶことがたくさんあることも忘れずに
掛け持ちをしていたときには、レッスン日以外の家でのレッスンがいかに大切かをわかっていなかった部分や、本当の基礎固めができていなかったのだと思います。
わからなければ、講師の先生に詳しく聞けばよかったのに。
他のレッスン生が質問に行く姿がなかったので、質問に行ってはいけないのだと遠慮している場合ではなかった。
演技では、日常会話や行動などを観察することでたくさん学ぶことだってできたんじゃないかなと思います。
まとめ
声優養成所を禁止されていなければ、掛け持ちすることも可能です。
多くのことを複数の養成所を経験することで学ぶことができます。
しかし、体力、お金の面での負担もかかります。
多くのメソッドを学ぶことでプラスの面とマイナスの面があることを意識して、通っていること自体に満足せずに掛け持ちをする場合は(個人的には失敗してしまったので)実際に掛け持ちするかどうかを考えてみてくださいね。
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