声優になりたい!
けど、人見知りで、人とのコミュニケーションが苦手
いわゆるコミュ障なんだけど目指せるのかな
そう悩んでいる人は多いですよね。
- アニメが大好き!
- 人と話すのが苦手
- 人前でしゃべると緊張してしまう
- 演技はできるから、マイク前の顔が映らない声優だったらできるはず!
私もコミュニケーション苦手なので、そう思う気持ちもすごくわかります。
しかし、
絶対にコミュ障では声優になれません!
そう断言まではできませんが、コミュニケーションを取るのが得意な人に比べたら、かなり険しい道になることは覚悟しておくとよいでしょう。
だからといって、あきらめる必要はありません!
その理由やコミュ障克服に向けてできることをお伝えしていきます。
声優は、マイク前だけではなく全身で演技している
声優は顔や動きをつけない、マイク前だけの演技をしています。
なので、声の表現だけで感情や動きを表現しなければいけないため、俳優さんよりももっと高い技術のいるお仕事です。
技術的なかつぜつや発声で鍛えても、細かいニュアンスは普段の生活でしか身につかないものもあります。
演技(お芝居)は、人と人との会話
アニメや映画の吹き替え作品を見ていると、登場人物が出てきますよね。
そのキャラクターは、ずっと一人でしゃべっていますか?
仲間や、敵、恋人、相棒のキャラなど、必ず相手と会話をしていますよね。
演技でも、人と会話やコミュニケーションをとらないといけないんです。
演技は人と人との会話です。
人との会話が苦手であったら、知らないうちに声の出し方の幅も、演技の幅も一定になってしまっていることもあります。
普段人としゃべるのが苦手であったら、一生懸命キャラクターの性格や個性、シチュエーションを考えていても、その言葉は、相手にかけないといけないんです。
そして、日ごろから苦手としていると、演技の中でも違和感ではないですけど、人としてではなく、作っている演技であると言うのが透けて見えてしまうんです。
普段から人といろんな人と会話をしている人は、演技をするときもスムーズに出てきやすくなりますよ
声優は共演者との掛け合いが大切
人と人との会話ということは、共演者の方の演技にあわせて自分の反応が変わってくることが自然に出てきます。
相手に合わせての反応や、自分はこういう考えでこの演技をしているということを、相手の方と話し合うこともあるんです。
さらに、実際の声優としての現場で使うマイクワークも、チームプレイになりますね。
幅広い年代や職業の方とのコミュケーションを取っていかないとお仕事につながらない
声優の世界だけではないですが、先輩や後輩がいますよね。
その方々と普段からお話をして行くことで、自分の演技についてお話しすることもできます。
また、声優養成所の段階では、かなりの数の声優志望の人がいます。
その中に埋もれてしまわないように、講師の先生やマネージャーさんなどに自分をアピールして「この子は事務所に押そう」と思ってくれることもあるといいます。
声優の仲間同士も、まだ学んでいる段階でも、一緒に練習をしたり、わからないことを質問しあったり、演技プランを考えたします。
実際にお仕事になると、音響監督さんなど、声優さん以外のさまざまな職業の方と、コミュニケーションをとらないといけませんね。
そんなときに、苦手だからという理由で逃げてしまうと、うまいお仕事につながらなくなってしまうんです。
ジャイアン役の木村昴さんも、自分からジャイアンの先輩である、たてかべ和也さんに質問しにいって、かわいがられたって☆
たてかべさんの背中を見ながら、少しずつジャイアンをつかんできたというお話を、『金スマ』の番組で話されていましたね
トーク上手にならなくても大丈夫
コミュニケーションが苦手だと、どの程度コミュニケーションを取ればいいかもわからないですよね。
芸人さんみたいなトーク力を身につけなくちゃいけないのかな
流暢に会話ができたり、おもしろいことを言わなきゃいけないトークがうまくならなくては。というわけではありません。
無理してトーク力を磨くのではなく、最低限の意思疎通と相手が不快にならない程度のコミュニケーションができたら大丈夫です。
まずは基本のあいさつから!
コミュニケーションが苦手だと、目を合わせず、小さな声で、ぼそっといってしまったり、なんだったらすれ違わないように違う道を探してみたり、会ってもどきどきして何もしゃべれなかったりということはありませんか?
あいさつを自分から元気な明るい声で、笑顔でするというだけでも違ってきます。
全部一気にするが難しければ、まず相手の目を見て、笑顔を向けて挨拶する
それだけでも、自分の気持ちや相手の反応が変わってきます。
相手も、この人とコミュニケーションをとっていきたいな と思うきっかけになるでしょう。
それができたら、まず自分を思いっきりほめましょう。
自分はコミュ障なんだということを悲観的にではなく、前向きにとってみる
あなたは、どうしてコミュニケーションが苦手ですか?
- 相手と話していて、自分がどう思われているのかが怖い
- どう反応していいのかわからない
そう思って避けていると、
それを否定してしまうと、より深みに入ってしまう気がします。
【言葉を相手にやさしくかけてみる】
それだって、コミュニケーションの第一歩です。
相手に興味を持ってみよう
コミュニケーションは、自分と相手があって成り立つものなので、自分の気持ちを伝えるだけでも、相手の気持ちを汲み取るだけでも成り立ちません。
何かを話さないといけないと思うから、緊張したりしてしまうよ
まずは、相手に興味を持って話を聞いてみましょう。
会話が苦手だったり、相手の気持ちを汲み取りすぎちゃうのも個性なので、大人数の場が苦手という方もいらっしゃるのですごくわかります。
できれば、一対一でまずは向き合うことに意識できればいいですね。
意外と自分と同じ趣味だったとか、そんなこと知らなかったとか新たな発見があって話しやすくなるかもしれませんよ。
コミュニケーションが得意な人を観察してみる
コミュニケーションが得意で、誰とでも話せる人もいますよね。
いいなあ。私とは違うな・・・
と思うだけではなく、コミュニケーションが得意な人を観察して、いいところを自分に取り入れてみてもよいでしょう。
ジェスチャーを大きくしているなあとか、大きく口を開けてしゃべっているなあとか??
それを、自分でもできるところからまねしてみましょう。
はじめはうまくできないかもしれません。
でも声優として、人物を演じる上での人間観察やモノマネは、演技の向上にもつながっていきますよ。
コミュニケーションをムリせず楽しんで
もともとコミュ障だと、
- コミュニケーションをとらなくては
- 周りからヘンって思われたよね
と、どんんどん気持ちのベクトルが内側(自分)にむいてしまい、悪い悪循環になってしまいます。
そうなると、レッスンも会話もどんどんつらくなってきます。
できるところから、少しずつ
【今はできなくても大丈夫】とスローペースで進んでいきましょう。
まとめ 声優になりたい気持ちでコミュニケーションアップに
プロの声優を本気で目指すのであれば、コミュニケーションが苦手なままであれば、難しいです。
声優としてお仕事をする上で難しいからです。
日常からコミュニケーションの訓練をして、少しずつコミュ障だからと悲観的でなく前向きにとらえて少しずつ改善していきましょう。
そのためには、自分を認めて、できたらどんどんほめてあげてくださいね。
もともと得意な人と比べたら、声優として学ぶこと意外にコミュニケーションも学んでいくので、倍努力は必要です。
ただ、ムリせず楽しんでみることで、コミュ障を減らすことにつながってきて、さらに日常も少しずつ楽しくなってきますよ。
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